このページでは、金持ち父さん貧乏父さんの中で書かれている大事なことについて解説したいと思いますが、解説に入る前に金持ち父さん貧乏父さんの中で書かれている金持ち父さんの6つの教えを振り返りましょう。
1 金持ちはお金のためには働かない
2 お金の流れの読み方を学ぶ
3 自分のビジネスを持つ
4 会社を作って節税する
5 金持ちはお金を作り出す
6 お金のためでなく学ぶために働く
と、このような6つの教えが書かれていますが、これは、あくまでも著者であるロバートキヨサキの考えであることを理解しておかなければいけません。
また、「1」の「金持ちはお金のためには働かない」と言うのも、目先のお金のために働かないことが多いだけで、金持ちの人もお金のために働いていることを理解しておかなければいけません。
「2」から「6」についての文章の解釈は、そのままで良いでしょう。
非常にわかりやすくカテゴリーが分けられていますが、詳しいことは、後ほど解説します。
個人的には、金持ち父さん貧乏父さんの書籍は約280ページありますが、大事なポイントは、資産と負債の違いを知ることだと思います。
具体的には、「資産はポケットにお金を入れてくれる」、「負債はポケットからお金をとっていく」と書かれていますが、普通の家庭で育った方にとっては、このような教育を受けることがありませんので、この考えを知るだけでも人生にプラスになると思います。
また、ロバートキヨサキは、「収入が増えるにつれ支出が増えると、いつまでたっても金持ちになれない」と言っていますが、世の中の全体を見渡すと、このような家庭が大半ですので、この指摘は正しいと言えます。
もちろん、本人の意思ですので、働いて得た給料を何に使うかは自由ですが、収入が増えるにつれ支出も増えるパターンを繰り返していては、貧乏・中流から抜け出すことができないことがわかります。
そこで、ロバートキヨサキは自分でビジネスを始めて、不労所得を得て経済的自由を目指すように説いていますが、そのための具体的な方法が書いてありません。また、マルチ商法(MLM・ネットワークビジネス)を推奨している部分があります。
ですから、金持ち父さん貧乏父さんを読まれた方は、マルチ商法(MLM・ネットワークビジネス)に参加される方も少なくありませんが、不労所得を得る手段は、マルチ商法(MLM・ネットワークビジネス)だけではないことを理解しておく必要があります。