このページでは、Eクワドラント・従業員のメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。前のページでもお伝えしましたが、Eクワドラントとは、雇用契約を結んで働いている全ての方です。
よって、雇用形態は関係なく、正社員、契約社員、期間社員、派遣社員、嘱託社員、パート、アルバイトで働かれている全ての方が対象になります。おそらく、労働人口の約90%がEクワドラントに属していると思います。
なぜ、こんなにもEクワドラントに属する人が多いのかと言うと、キャッシュフロークワドラントの本の中にも書いてありますが、「学校教育がそのような教育を行っているから」と言うのが簡潔な答えになるでしょう。
話は戻りまして、まず、Eクワドラント・従業員のメリットですが、これは、毎月、安定した収入が入ってくることだと言えます。また、社会保険にも加入していますので、社会的信用を得ることができます。
また、学校を卒業後、Eクワドラントにしか属していないと気付かないかもしれませんが、ほかのクワドラントの場合、リスクがありますのでマイナスになることもあります。
その点、Eクワドラントに属していると、雇用形態によっては、月給制、日給制、時給制と分かれていますが、働いた時間がきちんと給料として支払われます。(会社によっては、サービス残業があるところもあるかもしれませんが、だいたいの会社では、働いた時間がきちんと給料として支払われます。)
ほかには、自分のミスによる損失も会社が補填してくれますので、金銭的な負担が課せられることは、ほとんどありません。(会社によっては、責任を追及されることもあるかもしれませんが、だいたいの会社では、補填してもらえます。)
そのため、Eクワドラントには、金銭的なリスクがほとんどありません。ですから、大きなリスクと言えるのは、会社の倒産による失業か自分自身が病気やケガで働けなくなり、やむをえず退職する場合ぐらいです。
また、Eクワドラントに属している公務員の方や大企業に勤めている方の場合、銀行のローンも簡単に通る傾向があります。(Sクワドラント・自営業者の場合、これらの方に比べて銀行のローンの審査が厳しいです。)
最後にEクワドラント・従業員のデメリットですが、こちらは、会社に雇用されているのもありますが、月給制、日給制、時給制で給料をもらっているため、どんなに頑張っても給料が増えないところでしょう。ほかには、会社の仕事をしているため、退職すると「潰しが利かない」などのデメリットもあります。